大人のADHD
今の彼と出会い、一緒に暮らし始めてもう10年になった。
離婚して数年後に今の彼と出会い、一緒に暮らし始めてもう10年が過ぎた。
簡単に私の過去を話すと、元旦那はアスベルガーで、長女は境界性パーソナリティ障害、次女は広汎性発達障害だった。
そういう環境にいたので、広汎性発達障害つまり、アスベルガー傾向のことはいろいろと知っているつもりだった。
だから、この10年間の中でも「たぶん・・・アスベルガーじゃないかな」と思い当たることはあったけれど、私が考えていたよりも彼は相当生きづらい毎日だったようだ。
7年ほど前に、多重人格的な症状が出て(またその時のことは後日、書くかもしれない)引きずるように心療内科に連れて行ったことはあったが、その時はADHDとは診断されなかった。
甘麦大棗湯という漢方薬で(ヒステリーや夜泣きに処方される漢方)その時はなんとかしのげた。1年くらいは通院したかな。
その後、まあ時々、怒りが爆発したりと普通ではないこともあったけれど、私も「またかあ~」ぐらいにしか見てなくて、特に通院することもなかった。
ただ、大量に処方されていた甘麦大棗湯は時々飲んでしのいでいたけどね。
大人のADHDと診断される
ここ数年、そうだな1ヶ月に1回くらいのペースでいきなり怒りのスイッチが入って訳もなく(というか、まあ火種はあるのだが)怒り出すことが定期的におこっていた。
男性なのに、まるで女性の生理前のイライラ(PMS月経前症候群)みたいだった。
その怒りの矛先はだいたい私に向けられ、今年の1月末には一歩間違ったらほんとうに殺されるんじゃないかと思うくらいの暴力を受けた。
さすがに落ち着いてから彼自身も、このままではまずいと考えたのか、いろいろネットを探して、自分はアスベルガーかもしれないと言い出した。
そこで2月の初めに心療内科医の予約をとって診察を受けることになった。
まあ、ここまできても自分で認めたくないのか、予約も私が代わりに取ったけれどね。
そして出された診断は「大人のADHD」
もちろん広汎性発達障害や鬱症料やら、いろんなものがミックスされてる状態だった。
青いカプセルがストラテラカプセル。
この薬で様子をみましょうとのことで、次の予約は3週間後。
とりあえず、病院に行ってくれただけでホッとしていたけれど、この薬が思った以上の効果を出すとはこの時は予想してなかった。